朝、岩城さんとホテルから首都のバレッタ行きのバスに乗り、途中で下車して
あえて船で湾を横切ってバレッタへ。
バレッタは海上から攻めてくるオスマントルコ軍にそなえてヨハネ騎士団が作った
要塞都市なので、海から見た方が迫力がある。
船をおりて町の真ん中を歩き、マルタエクスペリエンスへ。
マルタの五千年の歴史を45分の映像にまとめたもので
座席に置いてあるレシーバーのチャンネルをきりかえて
12か国語で聞ける。日本語も入っている。
それを楽しみ、となりの戦争博物館へ。
昔の砦をそのまま使った建物。
マルタの歴史は被侵略の歴史で古くはローマ帝国・スペイン帝国・ノルマン・
アラブ・オスマントルコ・騎士団・ナポレオン・大英帝国・ナチスドイツと
次つぎにやってくる。
順に立体的に紹介されていてとてもおもしろい。
そのあと、港から対岸のスリーシティをめざす。
船をのりまちがえているのに出航ぎりぎりで気づいて
あわててかけおりるハプニングはあったが無事にスリーシティへ。
バレッタからは船で10分ほどだが閑静。
郷土料理の店で名物の魚介類スープとうさぎ肉にありつく。
うさぎはももごと出てきて鳥に似た味だった。
日本ではつくねにして味わう程度だがこんなに豪快に食べたのは初めてだ。
石畳の町を散歩し、船でまたバレッタに戻る。
バスでホテルの近くまで戻り
スーパーで最後の買い物をしてから夜の九時ころ、ホテルに戻る。
今日もよく歩いた。
マルタ共和国は3つの島からできている。
うちひとつは無人島でマルタ島に49万人。
となりのゴゾ島に3万人が住んでいる。
今日はゴゾ島へ。
マルタ島の北海岸を1時間ほど走ってフェリー乗り場へ。
船で15分でゴゾ島へ。
待っていたバスでまずはきれいな赤い砂の海岸へ。
続いてジュガンティーヤ神殿へ。
ここもとても古い。
これを作った人達は途中で消えて今の人たちとつながっていない。
展示物もとてもおもしろかった。
教会を見て海沿いのレストランで魚料理のランチ。
午後はゴゾ島の真ん中にあるゴゾ大聖堂へ。
ここは予算の都合で途中でドームを作れなくなり
天井に入り口から見るとドームに見えるようなだまし絵を描いてある。
ほんとうにそう見えるからすごい。
バス、フェリー、バスと逆コースでホテルに戻り
夜、またスーパーへ買い物に。
岩城さんはホテルのプールに行ったよう。
いい天気。気温18度。暑くも寒くもなく快適。
バスで青の洞窟へ。
全島石灰岩で丘が多くて道は登ったり下りたり、まっすぐな道はなく、くねっている。
南岸の青の洞窟へ。
本当ならボートもあるが今日は波があるので上から見下ろすだけ。残念。
海の中に洞窟ができている。青がきれい。
ハジャーイム神殿とイムナイドラ神殿へ。
エジプトのピラミッドより古いといわれる巨石の神殿。
とても興味深くじっくり見る。
その後、首都のバレッタへ。
バレッタは半島の先端にある、騎士団の作った要塞都市。
深い入り江から対岸に見える町が美しい。
ほとんどの家はハニーストーンと呼ばれる茶色がかった石で
できているので統一感がある。
レストランでお昼を食べ、教会に行き、考古学博物館で
朝行った神殿からの出土品を見る。
土産物屋街を散歩。
岩城さんは銀細工の店でマルタ十字のペンダントを買っている。
なんでもBTSの誰かがここで買ったのだそうで、同じものを買ってきてと
奥さんに頼まれたのだそうだ。
夕方の市バスでホテルのある街へ。
バス停の名前を知らないので景色が頼りだが
岩城さんのスマホが海外でもマップ機能が使えるのが心強い。
下りてからスマホでレストランをさがし、
パスタとピザで夕飯にする。
外国は量が多いからいつもながら食べきれない。
海沿いを歩いて夜9時過ぎにホテルに戻る。
10時間50分のフライトでドバイ国際空港へ。
時差の都合で明け方だが乗り換えの人で混雑している。
ここからマルタに向かう。
途中キプロスに寄るが飛行機からは出られない。
ドバイからつごう9時間でマルタへ。
片道だけで機内食を4回も食べた。遠い〜。
待っていたバスで海沿いのホテルへ。
夕方の5時。
今回の旅は夕食はないがずっと飛行機に座っていただけなので
おなかもすいていない。
教わって歩いて20分ほどのスーパーに行く。
どこの国でもスーパーマーケットは楽しい。
ビールとおそうざいを少し買い、岩城さんとホテルの部屋で食べる。
そのあと、すぐに爆睡。
朝8時45分小淵沢発の大阪行きの高速バスに乗る。
途中サービスエリアで3回休憩して夕方の4時過ぎに
なんばのバスターミナルへ。
書店に寄り、お茶をして南海で関空駅へ。
9時前に相棒の岩城敏之さんと待ち合わせて飛行機へ。
今回は阪急のツァーにまぜてもらう。
離陸は夜中の11時過ぎ。
寝る時間だがその前に機内食が出る。
それまでは映画。
前の席の人が思い切り座席を後ろに倒してきて
目が近くてつらいが他にすることもなくとにかく見る。
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