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このエッセイは、最初はクレヨンハウスの月刊「音楽広場」に書いたもので、現在は「リトルドッグプレス」のホームページに連載しています。それをこちらでも見られるようにしました。今までおもちゃのついて書かれたものは多く『白木の温もりの手作りのまごころ』のように情に流れるか『○○力を育てるにはこういうおもちゃがいい』式のガイドブックです。そうではなく、きちんとしたおもちゃ批評を確立したいと思っています。
ここは、作品を作る過程で、また、日常の中で思いついたことを、書きとめているページです。また、急ぎの情報などもここで紹介します。
いつになったら読み終わるのかわからない
「星新一ショートショート1001」全三巻。
まだ一巻目。
大岡信の「精選折々のうた」三巻の方は下巻。
平凡社のスタンダードブックスは人選がとてもいいので
ほしいが、
その前にまだ読んでいない本が
本棚に積まれているので
その怨念に負けて買えない。
「不要不急の移動は控えて」とも
「他県に行くな」とも言われていて
とてもよくわかるし
守るけれども
旅に行きたいなあ。
別に観光地に行きたいわけでなく
知らない町を歩きたいだけだが。
夢に見てしまう。
うちのあたりの森は
今、新緑がとてもいい。
もうあと一週間もすると
緑が濃くなりすぎ
葉もかたくなりすぎてしまうが。
小淵沢はあちこちお店がオープンしているものの
客足はない。
それでいいのだとは思うが
お店は深刻だ。
レストランやカフェはみんなテイクアウト専門。
知り合いの自然食の店に
お弁当を予約し、取りに行ってお昼にする。
本当に久しぶりに映画館に行く。
客席は縦は一列おきに通れなくし
使える列は客と客の間を最低2席あける。
つまり7人掛けに3人すわれる。
肘掛は両方専用で使えるし
足は組めるし
真ん前に人はいないし
これはこれでいい。

映画はドキュメンタリー「プリズンサークル」。
初めて刑務所内にカメラを入れて撮影。
受刑者同士が
自分の生い立ちや事件の時の気持ちを
互いに話し合い、対話を重ねて
自分を見つめなおすという試みの記録。
椅子を円形に置いてみんなで話す。
その結果、再犯率はとても下がっているという。
日本の刑務所は罰しか考えていなくて
教育はしないのがふつうだから
これはとても異例の試み。
つらい場面もあるがとてもおもしろかった。
ようやくカッコウが鳴くのを聞いた。
カッコウが鳴くと「もう遅霜の心配はない」という
ことになっていて
農家は畑仕事のひとつの目安にしている。
今日、甲府は33度だそうな。
なに、それ?
気温の上昇があまりに荒っぽすぎる。
こちらは10度くらい低いから問題ないが。

日中、韮崎のホンダへ。
フリードの定期点検。
もう18万キロを越えているから
メンテナンスしなければならないところも
あるようだ。
久しぶりに諏訪まで車で行く。
長野県側の市町村の方が
山梨県側より
コロナにきめこまかく対応しているようで
ずいぶん店があいている。
食品関係はまだテイクアウトが多いけれど
湖岸沿いでは距離をあけてすわるようにして
あいているレストランもある。
書店に入る。
ずいぶん久しぶりの気がする。
パチンコ屋さんもあいていたのはちょっとびっくり。
毎日同じ。
でも原稿ははかどっている。
ずいぶん昔に途中で放り出してしまった古い原稿を
ひっぱりだして読み直す。
手を入れようか入れまいか。
世界のコロナの死者が毎日数千人づつ増えていって
今日25万人を越えた。
もう想像しにくい数。
当然1人1人に人生があったはずだが
想像が追い付かず、たくさんの数字に埋もれてしまう。
でも、この数字はまだ増えるだろう。
もう戻れないシステムがたくさんある。
みんなでワイワイお話し会なんて相当あとになりそう。
世界はとても大きな分岐に立っている気がする。
政治の指導者が大きな視点を持っていることを祈る。
ほんとに毎日同じ。
朝、コンビニまで新聞を買いに行くのが
世間とふれあう一大イベントで
それを終えてしまうと
あとは家でパソコンに向かい
あいまに紅の相手をし
夕方あたりの森を散歩するだけ。
夜は読書。
そのくりかえし。
五月になって最初に書くことは
毎年決まっている。
「二月の雪と
三月の風と
四月の雨が
美しい五月をつくる」
今年もその通り、美しい季節になった。
でも今年は誰もいない感じ。