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このエッセイは、最初はクレヨンハウスの月刊「音楽広場」に書いたもので、現在は「リトルドッグプレス」のホームページに連載しています。それをこちらでも見られるようにしました。今までおもちゃのついて書かれたものは多く『白木の温もりの手作りのまごころ』のように情に流れるか『○○力を育てるにはこういうおもちゃがいい』式のガイドブックです。そうではなく、きちんとしたおもちゃ批評を確立したいと思っています。
ここは、作品を作る過程で、また、日常の中で思いついたことを、書きとめているページです。また、急ぎの情報などもここで紹介します。
夕べから雪になった。
といって雪かきするほどではなく
たいしたことはないが。
四国でも山地は雪が降るからなあ。
勘弁してほしい。
この季節の歩き旅は
風にさらされたり、雪に降られたりしながら
なにもない車道をもくもくと行く。
すると心の底まで凍てつきそうになるから。

帰ってくるのは29日。
30日に都内に入って
31日に埼玉県の越谷の小学校でものがたりライブ。
2月1日が群馬県の邑楽町の図書館でものがたりライブ。
そこまで決まっているからなにがなんでも。
日曜日から四国に行く。
恒例の八十八か所札所めぐり歩き遍路5か年計画の4年目。
今年は伊予の国を十日ほど歩いてくる。
次回讃岐を歩いて満願となる予定。

最初の三泊分、遍路宿に電話して予約する。
この季節は遍路もシーズンオフなので
しまっている宿もあるので
飛び込みは危険すぎるから。

夜、諏訪のモンベルに買い物に行く。
基本的に山の格好で歩く。
昨年と同じだかシャツだけ新品にする。
渥美清が亡くなったのは1996年だから
もう20年も昔になる。
ぼくはほとんどを映画館で見た。
最初は高校生の頃、同級生と見に行った。
その頃は突っ張っていて外国映画ばかり見ていたから
邦画なんてと思いつつ、付き合いで行ったら
とてもおもしろかった。
最後の方の後藤久美子が出てくるあたりからは
違う感じになって見なくなってしまったけれど。

で当然、今、封切られている
「男はつらいよ お帰り寅さん」を見に行った。
吉岡秀隆と後藤久美子の再開のくだりは
「シェルブールの雨傘」のよう。
ラストシーンは「ニューシネマパラダイス」のよう。
なつかしい。
それにしても浅岡ルリ子、吉永小百合以下
大勢の美女と次々に恋に落ちた寅さんは幸せだ。


えらく読書がはかどって
積ん読になっていた本を一気に三冊読んでしまう。
なかで「戦慄の捏造事件ファイル」がおもしろかった。
自作自演やデマやテレビのヤラセやフェイクニュースなどの
事件を集めたもの。
 お金がほしくてとか自分が逃れるためとかはわかるが
愉快犯のような説明しにくい事件もたくさん。
人はなんでそんなことをしてしまうのかなあと不思議に思うので
このての本はよく読んでいる。
昨日の夜、東京の西武沿線の東久留米のホテルに入り
朝、電車で大泉学園へ。
大泉東小学校へ。
ここでのものがたりライブはもう12年連続。
先生も生徒も親もすべて
入れ替わっていると思うが
連綿と続いているのはすばらしく
ありがたいこと。
低学年高学年の二回。
数年がかりの工事を終えて
学校の校舎がすべて新しくなっていた。

その後、練馬に出て時間があるので
仁寿院へご挨拶。
住職はお元気だった。
両親の墓にお参り。

夕方、四谷の東京おもちゃ美術館へ。
おもちゃ伝承塾という一般向けの
連続講座をやっていて
今日はぼくが講師。
「名作おもちゃとはなにか」というテーマで
ぼくの持っているおもちゃを見てもらいながら
90分話をする。
おもちゃの話は久しぶりだが
実物が目の前にあって
みんながニコニコしてくれるので楽しい。
50人くらいの参加者。

そのあと来てくれた友人たちと近くの店で
夕飯を食べ
新宿発9時のあずさで小淵沢に戻る。
夜、甲府の県民文化ホールへ。
アリスのコンサート。
二階まで超満員。すべて高齢者。
谷村新司たち3人も全員70過ぎ。
それで歌ってるのがすごい。
二部が始まるといきなり前列から
客がどんどん立ち上がってしまったので
勢い立たないと見えないので立つ。
えー。
すわって聞きたかったなあ。
でも谷村新司の
「椅子は腰に悪いから苦手」という人と
「立つのは膝に悪いから苦手」という人がいますから
ご自分で楽な方でどうぞというマイクになごむ。
ほんとに全員そんな年齢。
男性もとても多い。
「いまはもうだれも」「冬の稲妻」「君の瞳は百万ボルト」とか
ヒット曲をたたみかけ、
「遠くで汽笛を聞きながら」で幕。
たいてい若い頃売れたグループは路線や性格の違いが
きわだってきて、解散してしまうのだが
またいっしょにやれているアリスは幸運なグループだ。
紅もいっしょに甲府の絵本専門店ゆめやさんへ。
紅はここのブッククラブに入っていて
毎月一冊のわりで絵本が送られてくる。
(実際は3か月分をまとめて一度に3冊)
スタンダードな絵本をきちんと届けてくれるのは
とてもありがたいことだ。

で、うちのおはなし迷路ポスターを届け方々行って
紅は店主に手品を見せてもらったりして
遊ばせてもらう。
最近、ごひいきの川端誠さんの絵本を買い、
うちでさっそく読む。
とくに風来坊がお気に入り。
「おまえか、弱い者いじめのバカ殿は?」
「だまれだまれだまれ、このクソ坊主!」
なんてセリフをこちらも加減せずに
啖呵を切るように読んでやると喜ぶ喜ぶ。
フリー。
朝のあずさで東京へ。
今年の初もうでは亀戸天神。
太鼓橋を渡ってお参りした後は
必ず船橋屋で名物のくず餅をいただくことにしている。
下町の古くから続く店が並ぶあたりを歩いていると
江戸の風を感じられて
とても幸せな気分になる。
時々歩きに来る。

そのあと、時間があいたので水道橋で
途中下車してボリショイサーカスへ。
サーカスは楽しい。
ボリショイは熊のサーカスが看板だが
それよりもラストの馬の曲乗りが圧巻。
どうして疾走する馬の上に
手を放して立てるんだろう?
夜のあずさで戻る。
今年は11日が最初の講演会。
おもちゃについて。
おもちゃについてしゃべるのは久しぶり。
聞く側はいろいろなおもちゃが目の前に
出てくるのがおもしろいのだから
いろいろ用意しなければならない。
絵本なら「ぐりとぐら」とか
「ガラガラドン」とかいえば
実物がなくとも共通認識で通るが
おもちゃはそれほどのスタンダードもないので。
納戸から箱をひっぱりだして並べはじめる。
そこに紅が来て勝手に遊びだすが
実はけっこう貴重なおもちゃもあるのでひやひやする。
まあ、遊ばなければおもちゃではないから
仕方ないのだけれど…
今日もいい天気。
毎年1月4日にすることは決まっている。
朝一のあずさで新宿へ。
秋葉原から浅草へ。
11時から浅草公会堂で恒例の浅草歌舞伎。大入り。
今年は「寺子屋」。
とても正月向きの話ではない。
もともと苦手の話で共感できないのだが
今回久々に見たら
松王丸が二回目に訪ねてくるところから
ちょっとぐっと来た。
わかるようになってきたということだろうか、
それとも役者がよかったのだろうか。
そのあとの「茶壺」。
狂言仕立ての舞踊劇。
笑った笑った。

観音様の境内を通って言問橋を渡り
見番通りから向島へ。
こういう地名は書いているだけでも嬉しい。
言問団子を食べに行く。
吾妻橋から浅草橋に出て後楽園へ。

夕方から新日本プロレスの1・4東京ドーム。
今年はついに4万人を越えたそうだ。
内藤対ジェイ・ホワイトは内藤の勝ち。
岡田対飯伏は岡田の勝ちだった。
やはり岡田が王者と言うのが一番しっくりくる。
終って9時過ぎ。
10時の「かいじ」で甲府へ。
鈍行で小淵沢へは日付けが変わった0時半に戻る。
今年もたっぷり楽しんだ一日だった。
おだやかな晴れが続く正月。
午前中、近くの友人知人が3人遊びに来て
みんなでお茶。
暮れに木更津の「ゆかいなさかな」で買ったボードゲームで
紅と遊ぶ。
ルールは一段とシンプルにかえる。
夜、甲府に「スターウォーズ」を見に行く。
ほんとに完結編だった。
 今年はフォースの力を身につける修行をしよう。
あえて吹き替えの回に行く。
以前は絶対字幕に限ると思っていたが
こういうはなばなしい映画は字幕でなく
吹き替えの方が瞬間瞬間を楽しめていいと
思うようになった。
箱根駅伝の日。
例年山梨県民は一丸となって
山梨学院大を夏の高校野球のように
地元代表として応援する。
それなのに今年は30年ぶりに
出場しない。
予選落ちだと。あれまあ。
それでも時々テレビをつけて見る。
大みそかも元日もまったくテレビをつけなかったが。
あと、大学ラグビーを見て将棋を見て
夜は歌舞伎も見る。
そのあとは読書。
静かな一日。
大みそかはテレビを見る事もなく
さっさと寝てしまった。
新しい年は快晴。
朝、車で30分の野辺山の
平沢峠へ。
ここは飯盛山の登山口。
風はあるが登山道に入ったら
北側は無風。
そのかわり雪をザクザク踏んでいく。
尾根に出ると南側を歩くことになる。
富士山や南アルプスの展望はすばらしいが
そのかわり足元は雪が解けてどろどろ。
1時間弱で頂上へ。
360度すべての山がくっきり見える。
いい正月だ。
おにぎりを食べて下山。
ツルツルして下りの方がこわい。
一度、しりもちをつく。
雪の上でなんともなくてよかった。

清里の清泉寮でコーヒーを飲んで家に戻り
年賀状をせっせと書く。

夕方、紅たちや隆も来ておせち。
最後にガロット・デ・ロアを切り分けて食べる。
中に陶器製の人形がひとつ入っていて
それをとった人には今年いいことがあることになっている。
隆に当たった。

夜、読書。