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このエッセイは、最初はクレヨンハウスの月刊「音楽広場」に書いたもので、現在は「リトルドッグプレス」のホームページに連載しています。それをこちらでも見られるようにしました。今までおもちゃのついて書かれたものは多く『白木の温もりの手作りのまごころ』のように情に流れるか『○○力を育てるにはこういうおもちゃがいい』式のガイドブックです。そうではなく、きちんとしたおもちゃ批評を確立したいと思っています。
ここは、作品を作る過程で、また、日常の中で思いついたことを、書きとめているページです。また、急ぎの情報などもここで紹介します。
2月22日。
伊賀上野市ではニンニンニンで忍者の日だったはず。

久しぶりに松本へ。
串田和美の演出・主演で
「真冬のバーレスク・ぼーどびる3部作」
歌あり踊りあり笑いありの軽演劇が三本。
串田和美を松本市の演劇の総監督に迎えたのは
松本市の大英断。
市が演劇の町になった。
フィナーレがはなやか。
スタンディングオベーションも。
やっぱりナマの演劇はいいなあ。

松本は山の町でもあるので山道具の店も多い。
夏に向けて登山靴の裏の張替も頼む。
塩尻の東座へ映画「ハニーボーイ」を見に行く。
今日は館主で映画評論家の合木こずえさんの講演が
映画の後にあるということで
なんと切符売り場には行列ができ、道路にはみ出している。
こんなの初めて。
「フィールドオブドリームス」を地で行く盛況。
15年通っているこちらも感無量だ。
70人の入り。

映画は子役スターと傍若無人なステージパパの葛藤。
ぼくも子どもの頃、けっこう父親になぐられて
こわくて仕方なかったので、こういう映画はヒリヒリする。

そのあと、合木さんの講演「子役スターの光と影」。
合木さんは自分も勝手は俳優だったので
映画界の裏に詳しいし、聞いててとてもおもしろい。
それにしても昔のハリウッドはひどい。
みんな酒かドラッグかばくちか男か女かがからむし
そこを通らずには役者として使ってもらえないようにできている。
ジュディガーランドなど悲惨すぎる。
帰りの電車の中では
北方謙三の「水滸伝」を読みながら行く。
水滸伝は小学校の頃からの愛読書。
それにしても北方謙三の仕事はすごすぎる。
108人の登場人物の性格や得意技はそのままいかし、
詳しく書かれていない人には性格を与え
原作よりはるかにおもしろいストーリーにしている。
絶賛、大絶賛。
なんの賞でもあげてください。
といってまだ文庫で3巻目を読んでいるところ。
19巻まであるから当分楽しめる。
夜、小淵沢に戻る。
朝から二次審査。
一点一点につき、真ん中に置いて
みんなで話しあう。
お昼過ぎに終了。
結果発表は2月21日に現代玩具博物館の
ホームページで発表され
5月の連休に受賞作品展が開かれる予定。
博物館の館長さんに停留所まで送ってもらい
高速バスで大阪へ。
今日は大阪泊。
とはいえ、コロナの今、盛り場を歩く気もなく
お茶したあとは夕飯にたこやきを買って
そうそうに新大阪のホテルに入る。
今回の創作玩具公募展は第五回目。
グランプリにあたる小黒三郎賞は20万円、準グランプリに10万円。
その他優秀賞などにも賞金が行く。
昼から審査員4人で一次審査。
全応募作49点が並べられている。
名前は伏せられている。
応募者の作品についてのメッセージを読みながら
作品を順に遊んでいく。
おもちゃは見るだけではだめでやってみないと意味がない。
そのあと投票で上位10点に審査員一人一人の推薦による
4点を加えて14点を
明日の二次審査に回すことにする。
朝の列車で塩尻経由名古屋へ。
新幹線で新大阪へ。
津山行の高速バスで美作市へ。
バス停に現代玩具博物館の
館長の橋爪さんが迎えに来てくれて館へ。
途中、おもちゃデザイナーの相沢康夫さんも合流。
明日から小黒三郎賞の審査だが
今日は顔合わせだけ。
ホテルに入って温泉。相沢さんと食事。
コロナで温泉街も閑散としている。
食卓を担当してくれたのは
ネパールの人とバングラディシュの人と中国の人。
御品書きの和食の説明を日本語で説明してくれるが
なんだか申し訳ないような気分。

また飯田龍太展を見に行く。いい。
ことばもいい。
夕方、ゆめやさんに顔をだす。
立春も一日早くなった。
ひざしはだいぶ長くなり
夕方もずいぶん明るくなった。
庭にジョウビタキがやっと来た。
アトリも。
今年からしばらく3日でなく
2日が節分とのこと。
それは生まれて初めてだ。
春分の日のように地球の事情と
関連して決まっているとは思わなかった。
だからどうということはないけれど。