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このエッセイは、最初はクレヨンハウスの月刊「音楽広場」に書いたもので、現在は「リトルドッグプレス」のホームページに連載しています。それをこちらでも見られるようにしました。今までおもちゃのついて書かれたものは多く『白木の温もりの手作りのまごころ』のように情に流れるか『○○力を育てるにはこういうおもちゃがいい』式のガイドブックです。そうではなく、きちんとしたおもちゃ批評を確立したいと思っています。
ここは、作品を作る過程で、また、日常の中で思いついたことを、書きとめているページです。また、急ぎの情報などもここで紹介します。
三泊四日終了。
書き直しとかしていたから
書きあがりはしなかったが
キャラもできたしプロットもできたし
あとは帰ってかくことに。
部屋のテレビはコロナのことしかやっていない。
オリンピックも延期が決まったし
他にスポーツニュースや芸能ニュースとか見ても
どうでもいいことに思えて頭に入ってこない。
夕方、小淵沢に戻る。
夜更かしと早起きが続いたので眠い。
さっさと寝る。
とにかくアイデアが出たら原稿として書いてみる。
でももっと別のアイデアが出てきたら
戻って書き直す。
三歩進んで二歩下がる状態。
でもそのくりかえしで進めばいいわけ。
昨日とまったく同じに一日が過ぎる。
一日に五回、風呂に入る。
久しぶりに児童書の新しいのを書いてみようと
パソコンに向かう。
構想自体は10年も前からあるのだが
この際、形にしたい。
さてどうなるか。
時々風呂に入りに行き、
昼頃に散歩に出るほかは
部屋にずっといる。
いい天気。今年は浅間山にほとんど雪がなく
びっくりする。
コロナの騒動はもう
騒動と言うレベルでなく
世界史に残る話になってきた。
どれだけの人が死に
どれだけの人が職を失うことになるか…
毎年4月にしている歩き旅も
さすがにそんな気分でなく
しばらく延期。

とはいえ、なにもしないわけにはいかない。
パソコンを持っていつも1人合宿で利用する
小諸布引温泉へ泊まりに行く。
ここもガラガラで他に数組しか泊まっていない。
二階の中央の、浅間山が正面にドーンと見える
いい部屋に通される。
朝の高速バスで東京へ。
仕事でないときにはバスも使う。
あずさは二時間。
バスは二時間半。
30分しか違わない。
ただし渋滞のリスクは常にあるから
時間に追われている時には使えない。
そのかわり片道2500円と安い。

新宿から原宿へ。
駅舎が新しくなったばかり。
原宿は若者でごったがえしている。
コロナ騒ぎもここは関係ないよう。
世界中ニューヨークもロンドンもひっそりしているのに
いいんだろうかと不安になるくらい。

表参道まで歩き、プレインピープルのショップへ。
「畑口勇人」展。
糸ノコ細工のネコなど。洗練されている。

そのあと六本木に出て「文喫」をぶらぶら。
本を読む喜びより、選ぶ喜び。
東京は桜も咲いてすっかり春だ。
夜新宿に戻り、またバスで小淵沢へ。
昨年から始めているツィッターで
誕生日になったと書いたら
大勢の人が「おめでとう」のメッセージを
くれた。
ツィッターは匿名で顔も名も知らない人ばかりだが
不思議なつながり。
ちょくちょく「いいね」をくれる人には
ぐっと親近感を持っている。
66歳になった。
名実ともに高齢者なんだと思う。
でも
自分が子どもの頃思っていた「おじいさん」という概念と、
今の自分の内実が全然違うので
まったくピンと来ない。
紅たちも夕方来ていっしょにケーキを食べる。
でも紅が来ると
なにをしても結局紅が主役になってしまう。
いいけど。
世間のニュースはウィルス騒動しかない。
でも日本だけでなく今や世界中がこの話題でいっぱいだ。
学校は休みだし
人はあまり出歩いてないし
コンサートや美術館はのきなみ休み。
これでは失業する人も倒産する会社も出る。
今年は桜の開花が早いようだが
お花見関係のお祭りも当然中止。
自粛はしばしば自粛合戦みたいになって
「やりすぎでしょ」と思うこともあるのだが
昭和天皇の晩年の時とは違って
予防の意味があるといわれれば
なかなかむずかしい。
とにかく先が見えないのが困った話。
塩尻の東座で映画
「イーディ83歳初めての山登り」を見る。
83歳の女性がスコットランドの岩山に登る。
子どもの頃からの宿願を果たそうと。
きつい性格でガイドの若者とぶつかったりしながら
でも少しづつ自然の中で開かれていく。
冷静に言うと遭難しても仕方ない無謀登山だけれど。
ついつい山道具や装備に目が行ってしまう。
どこまで行っても日本のハイカーの装備は
軽さも暖かさも防水性もどれをとっても
世界トップクラスだと改めて思う。
恵まれているなあ。
偕成社から春に出る「まちがいなく名探偵」の
うちの「ツル松野の恋」のラフがあがってきて
メールで添付されてくる。
中川大輔さんのラフ画は
ホンチャンと変わらぬクオリティで
綿密に描きこんである。
ほとんどオーケー。
絵よりも文を直した方がいいことが多いから
数か所直して戻す。
ウィルス騒動がずっと続いている。
ひさしぶりにあずさに乗ったらガラガラで驚く。
新幹線もガタ減りらしいが。
五反田の山村歯科。
そのあとうちあわせ。
友人と食事。
東京はすっかり春だ。
書店を散歩。
帰りのあずさもガラガラ。
3月18日が誕生日。
今年は5年に一度の免許更新の歳。
南アルプス市にある
県の免許センターに行く。
全員マスクをし
講師もマスクのまましゃべるので変な雰囲気。
たまにこうしてお説教をうけるのは
新鮮で悪くない。
グラフや統計を見るのも楽しい。
このホームページの管理をしてくれている
友人のTさんが東京から来てくれる。
いっしょにそばを食べに行った後、メンテナンス。
それから今後についての相談。
昨年からツィッターもはじめているが
もう少しうまく連動させたい。
ホームページの画像を
スマホに対応させるには
どうしたらいいかといった話をする。
Tさんによると
世の中はどんどんスマホに移行しているので
パソコンすら個人用は絶滅が危惧され
残ってタブレットだろうとのこと。
時の流れには呆然とするばかりだ。
紅が遊びに来ると
必ず最初にぼくの部屋に来て「絵本読んで」という。
ぼくの本棚から
ぼくが一冊、紅が一冊選んで
読んでやることになっている。
帰る時も「帰る前に読んで」と来るので
同じことをしている。
短い絵本なら三冊と言うこともある。

ところが今日は紅は風邪ぎみというので
寝たままで聞けるおはなしにきりかえる。
ふとんに入って上を向いて話をしていると
気持ちいいし、どうしても眠気が来て
そのたびに紅にたたかれて
続きをうながされる。

で、ひねつた話をする気はないので
「はなさかじいさん」や「三枚のおふだ」を
まともに語る。
ステージでやったことはないので
あらすじをその場で脚色して即興で
しゃべるが
オノマトペをでっちあげるのが自分でやっていて楽しい。
今回のウイルス騒動で
中国と韓国と日本からの入国を
嫌がる国が増えている。
三月中旬はいつも友人と二人で
海外に行く事にしていたが
今日旅行会社から
「先方の国から
当面日本との路線を運休にするとの
連絡がきた」と電話があった。
自動的に旅行は中止だ。
あーあ。
そうは言っても
向こうに行ってから帰れなくなるよりはいいし
無理に行っても今、日本人は歓迎されないだろうから
仕方ない。
今回の騒ぎで様々な損害を被っている人も大勢いるから
こんなのは被害のうちに入らないのだが
それでもやっぱり楽しみにはしていたからがっかり。
学校がいきなり休みになって困る人は大勢いる。
見えにくいが学校の給食で支えられている子は
日本中に何万人もいるそうだ。
そういう子を支える子ども食堂は
「集まってはいけない」状態なので動きにくい。
フードバンクなら段ボールの箱で食べ物を届けるのでオーケー。
近所の人たちに声をかけて
食べ物を集める。
それとは別にお金のカンパも。
甲府に映画「野生の呼び声」を見に行く。
ジャックロンドンの名作が原作。
アラスカの大雪原のオーロラの下を
犬ゾリが疾走する。
それはそれはきれいな映像。
いいなあ。
カナディアンロッキーは行ったことあるが
アラスカはない。
いつか行ってみたいもの。
ウィルスの影響だろう、映画館が入っている
イオンも客足が少ない。
この映画もさっさと打ち切りになったら気の毒。
世間はコロナウィルス騒ぎで大変。
しかも明日からは全国の小中高校が
春休みまでずっと休みになる事に。
影響受けない人はいない。
誰と会ってもその話ばかり。