http://www.littledogpress.com/
このエッセイは、最初はクレヨンハウスの月刊「音楽広場」に書いたもので、現在は「リトルドッグプレス」のホームページに連載しています。それをこちらでも見られるようにしました。今までおもちゃのついて書かれたものは多く『白木の温もりの手作りのまごころ』のように情に流れるか『○○力を育てるにはこういうおもちゃがいい』式のガイドブックです。そうではなく、きちんとしたおもちゃ批評を確立したいと思っています。
ここは、作品を作る過程で、また、日常の中で思いついたことを、書きとめているページです。また、急ぎの情報などもここで紹介します。
今日と明日は清里の清泉寮のカウンティフェア。
牧草地でみんなで食べたり、買い物したり
晴れれば富士山や南アルプスが見えて最高だが
あいにくの霧。
それでも明け方はザーザー降りだったから
降っていないだけありがたい。
食べる店もたくさん出るが
ビーフやソーセージをその場であぶる店が中心。
テンガロンハットをかぶってウェスタン音楽聞いて
ケンタッキー州のみなさんと「ハロー」とやって
どこの国のお祭りか
うっかりするとわからなくなるのが毎度のこと。
忙しいが抜け出してお昼を食べに行く。

明日から三重県の紀宝町に行く。
来週はずっと町内の小中学校でものがたりライブ。
その準備が発送やらなにやらいろいろある。
ミルキーの原稿も追われているので
パソコンも持っていって
夜、がんばらねばならない。
北杜市の白州で恒例の台が原宿市。
台が原は江戸時代の甲州街道の宿場町で
こっとう市が今日から三日間ひらかれる。
それを中心にクラフトの店もたくさん出て
大勢の人でにぎわう。
午前中にちょっと行ってくる。
ただし、今は中央本線と中央高速が通行止めの状態だから
東京、横浜の人は来られない。
だからいつもより静かだが
とはいえ、それなりの賑わい。よかった。
午後からは雨になってしまう。
台風の復旧ができていないのに
週末はまた雨らしい。
台風の被害の情報がどんどん新しく出てきて
死者の数も当初の倍以上と判明。
わかったのは新聞やテレビに載らないと
ないと同じになってしまうこと。
支援もカンパもいかない。
今までもこういう事例はたくさんあっただろうと
思うと巨大マスコミはこわい。
今年は6月からツィッターを始めたので
いろいろな個人の発信する情報が
写真付きで入ってきて
驚かされることが多い。
しかも台風だけでなく
地震の話や噴火のうわさまでとびこんでくる。
改めて日本はそういう国なんだなあと思い直さずにはいられない。
災害が宿命の国だから
災害省を作ってもっと大きな方針を考えた方がいいと思う。
今日はオフ。
それっと抜け出して山へ。
たぶん今年最後の山行になる。
11月になったら山は雪の心配もあるし。
松本インターでおりて三城牧場へ。
ここから百曲りと呼ばれる坂を
美ヶ原へ登って行く。

美ヶ原はプリンのようなかっこう。
アリのように急斜面を2時間ほど登っていくと
突然ドーンと平原が現れる。
尾崎喜八の詩の通り
登りついてふいに世界の天井が抜けたかと思う。
アルプス展望コースは残念ながら雲で見えないが
解放感はすばらしい。
2034メートルの王が頭まで往復し、
また同じコースを戻る。
帰りの森の紅葉がきれいだ。
まったく人に会わない。
森はいいなあ。しみじみ。

車にたどり着き、松本市内で丸善に寄って
本を買ってから帰る。
今回の台風は川の決壊や土砂崩れなど
とても広範囲で被害をもたらした。
山梨県は川の氾濫こそなかったが
中央本線と中央高速が土砂崩れでやられ
国道20号線は橋がこわれた。
で東京都の間をつなぐ道が鉄道も道路も寸断されてしまった。
これは五年前の大雪の時以来だ。
ただ雪はどかせばいいだけで
道路がこわれはしないが
今回はそうはいかない。
復旧工事が長期化しなければいいが。
もちろん、すべてまだ止まっている。
台風が去って朝から青空が広がっている。
ラジオをつけると各地の被害がどんどん入ってくる。
それがあまりに広範囲なので驚き、
二階にテレビを見に上がる。
千曲川の堤防が決壊していた。
お気の毒。
新幹線のダメージもひどそう。
ネットはさらに報道されないあちこちの町の
浸水した写真をアップしてくる。
これはツィッターを始めてよかったことのひとつだが、
新聞とテレビラジオだけで暮らしていると
そこからこぼれたニュースはなかったような気が
してしまうのが
自分の中でずいぶん修正されたこと。
一人一人が即席の記者になって
「拡散希望」なんてやっている。
みんながガセ情報を流さず
フェアにやれれば
ほんとに
世界をいい方向に変えられる
可能性を持つ機能だと思う。

夜、ラグビー。日本対スコットランド。
ぎりぎりの試合で日本の逃げ切り勝ち。
最後はほんとに死闘だった。
次は南アフリカ戦。
朝から大雨。間断なく降る。
とても大きな台風で上陸以前からひたすら降る。
風はない。
どこにも出ず、家にいる。
夕方、伊豆半島のあたりに上陸。
暗くなってから山梨通過。
ときどきスマホで避難情報が大きな着信音で鳴る。
カテゴリー4。
北杜市全域に避難警告が出た。
こんなの初めて。
とはいえ、うちは近くに川も急斜面もなく
原っぱの真ん中に建っているので
雨には強い。
風が出ても南と西の森は大きな防風林だから
まず大丈夫。
そのままいる。
夜九時過ぎから少し風が出てきたがたいしたことはない。
11時にはぴたっとやむ。
ほんとに一瞬で雨はあがった。
世界を水びたしにして、嵐は駆け足で行ってしまったようだ。
明日は大型台風が来るということで
日本中がピリピリしている。
電車も計画運休だし、スーパーや店も休みを発表している。
前回の15号の教訓で
「あぶないよ。無理しないで休もうよ」という気運が
世の中全体にずっと強まったように思う。
どうしても出なければならない仕事の人は
ご苦労様だが、基本的にいいことだ。

夜、抜け出して映画に行く。
「クロール」。
パニック映画。
フロリダの町にハリケーンが来て
大水になり、ワニがあふれだして
人間をパクパクする話。
早く屋根に上がらないと。
でも、腰まで水につかって
ボートまで行かないと助からない。どきどき。
「ジュラシックパーク」や「ジョーズ」の廉価版という感じ。
明日は映画館も休館とのこと。
消費税が上がった。
それに伴い、なぞなぞ工房の
商品のパンフレットも作りなおさねばならず
印刷屋さんへ。
おはなし迷路のポスターを作ってくれているK印刷。
東京駅の八重洲口を出て2分のところにある。
レイアウトなど最初から新しく作るつもりで
相談に乗ってもらう。
塩尻市の図書館えんぱーくの企画の
市内の小学校でのものがたりライブの今年の二回目。
塩尻西小学校へ。
きれいな校舎。
図書館も一階のいいところにドーンとある。
低中高学年で45分のステージを3回。
気持ちよくしゃべらせてもらう。
終ってスタッフのみなさんと昼食後
小淵沢に戻る。
ワールドカップラグビー日本大会が真っ最中。
日本は昨日サモアに勝って
これで三連勝。
それでも予選突破が決まらないのだから
むずかしい。

今までもアメフトやラグビーの大きな試合がある時は
なんとなく見ていたから、ルールもざっとはわかる。
今回集中して見ているのでほぼ完ぺきにわかった。
感心するのはサッカーよりずっと清潔感があること。
あれだけの密集だから
見えないところで暴力をふるうのはいくらでもできるだろう。
でも、それをやったら試合にならないし
互いに体が持たない。
サッカーのようにペナルティキックをもらうために
わざと倒れこんだり、なんてシーンも見えない。
それにしても何回タックルしたりされたりしているのか。
よくこわれないものだ。

点の取り方が5点3点2点と違うので
勝つためにはさまざまな選択肢があるのも
作戦上とてもおもしろい。
サッカーは点が入らなすぎていらいらするし、
PKは個人責任が大きすぎるし。

それにしてもニュージーランドと南アフリカの強さは別格。
日本が予選を突破するとこのどちらかとぶつかることになる。
悪戦必至。武者震いすると思う。
ミルキーの新作を書いている。
不可解な設定の事件はできたものの
自分でその解決法が思いつかない。
なにをやっているんだか…
事件編だけふたつできて
どちらも解決編を書いている最中。
こんなパターンは初めて。
書き直し多し。
昨日の続きの刈り払いをする。
庭がきれいになった。
コスモスが盛り。
今年最後の刈り払いをする。
ほおっておいても、もう伸びは悪いし
じきに枯れるのだけれど
でもやっぱりする。
読む本がたまっている。
それなのに旅行会社や山の会から
通信やカタログがくれば読んでしまうし
水曜日には週刊プロレスが発売される。
そこに持ってきて「ワンピース」の最新刊が
出てしまった!
古本屋で故・かがくいひろしの絵本
「まくらの仙人・そこのあなたの巻」を見つける。
100円均一のワゴンの中にあった。
知らない本だった。
買ってみる。
一読驚嘆。
おもしろいなあ。
すごくゆっくりしている。
「だるまさん」もそうだが
たったこれだけのギャグのために
これだけていねいに描きこむ。
ちゃんとした絵本作家なら当たり前のことだけれど
今は勢いで描いてしまうイラストのような
仕事の方が多いから。
東京から古い友人が来て
霧ヶ峰に案内する。
うちからは車で一時間と少し。
八島湿原に車を置いて
ゼブラ山から北の耳、南の耳と
ごきげんな稜線の道を散歩して
コロボックル小屋でお昼を食べ
また車の所まで戻る。
曇りの予定がすっかりいい天気になり
ごきげんなハイキングになった。
小淵沢の駅まで送り、夕方家に戻る。