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このエッセイは、最初はクレヨンハウスの月刊「音楽広場」に書いたもので、現在は「リトルドッグプレス」のホームページに連載しています。それをこちらでも見られるようにしました。今までおもちゃのついて書かれたものは多く『白木の温もりの手作りのまごころ』のように情に流れるか『○○力を育てるにはこういうおもちゃがいい』式のガイドブックです。そうではなく、きちんとしたおもちゃ批評を確立したいと思っています。
ここは、作品を作る過程で、また、日常の中で思いついたことを、書きとめているページです。また、急ぎの情報などもここで紹介します。
ミルキーの新作が追込み。
5月の3日〜5日の上野の森・親子ブックフェスタで
先行発売するため、印刷や製本にかかる時間を考えると
校正はほんとに追込み。
ぼくの仕事は著者校正だけだが
中川大輔さんの絵とあわせて読むので
絵ができてこないと仕事にならない。
こればっかりは「中川さんがんばれー」というしかなく
少しづつ送られてくる絵のゲラを見ながら
赤鉛筆をいれ、編集部とちょこちょこやりとりが続いている。
昨年はあまり歩けず長州の萩までだった。
今年はそこから海沿いに東へと思ったが
どうやっても宿が取れない。
出発ぎりぎりまでミルキーの原稿の直しがあって
日が決められなかったからなのでしかたがない。
もともとホテルや宿の少ないあたりだし。
 で、考えて昨日になって
来年歩く分を今年先に歩くというウルトラCを考え付いて
いろいろ宿と電車とバスを手配する。
明日出発。
例年より10日ほど遅い。
その分、あたたかいからいいか。
朝の高速バスで名古屋へ。
途中事故渋滞があったが、仕事ではないので焦らない。
そこは気楽でいい。
名古屋から新幹線で岡山へ。
特急やくもに乗りつぐ。
中国地方を縦断する電車で乗るたびに
金田一耕介が活躍したのはこのあたりと思う。
夕方、松江着。いい天気で宍道湖の日没がとてもきれいだ。
湖畔のビジネスホテル泊。
曇りのち雨。
朝の一畑電鉄で松江から出雲大社へ。参拝。
県立古代出雲歴史博物館がおもしろくて
銅鐸や銅剣を見たり、映像を見たり
歩き出さねばとわかっていながら一時間半もいてしまう。
それから東へまっすぐに平田市へ。
図書館に寄ったらここは長谷川摂子さんの故郷で
特別展示コーナーが常設されていた。
じきに雨になり、傘をさして宍道湖へ。
一畑口の駅まで歩いて夕方の電車で松江の宿に戻る。
一日中、雨。
電車で一畑口まで行き、昨日の続きで宍道湖の北岸を東に歩き出す。
なにもないし、雨ですわれるところもなくただ歩く。
昼過ぎに松江の町に入り、ホテルの前を通過。
このまま終わりでは軽すぎるので東松江まで一駅だけ歩くことにする。
こういう時、よくやるてとしてまず電車で行ってしまい
帰路を歩くことにする。
この方が帰りの時間を気にしてあせって歩く必要がない。
各駅電車は一時間に一本もないから。
松江の駅ならカフェもあるし、時間つぶしも楽なので。
電車で着いた東松江はほんとになにもない無人駅ですぐに畑がひろがる。
松江まで六キロ歩いて戻り、ホテルへ。

雨のち曇り。
東松江のなにもない駅前におりる。
最初から区画整理されていない畑の中の道を
くねるように歩き
てくてくと安来へ。
ここからバスで安来節演芸館は近くて
ちょっとひかれたがやはり通過。
午後、米子の町へ。
ここは子どもの本の専門店「えほんやとこちゃん」があり
顔をだす。
店主の高橋さんとしばし雑談。
買いたい本もあったが歩き旅の途中で荷物は増やせない。
そのあと、米子図書館にもたちより、駅前のホテルへ。
晴天になった。
絶好の歩き日和。
米子から東に向けて街中を歩き
淀江からはなにもない九号線をただ歩く。
海沿いになる。
夕方、中山口駅まで歩いて電車で米子に戻る。
一日、口をきかなかった。
晴れ。朝の電車で中山口へ。
そこから歩き出す。
赤碕では旧山陰道に入る。
古い港町。風情がある。
ここにある塩谷貞好写真記念館へ寄り道。
スタッフが丁寧に案内してくれる。
なにもないあたりをてくてくと由良へ。
ここも古い街並みがあるが
今は名探偵コナン一色。
作者がここ出身だからだが
コナン駅にコナン橋にコナン空港まであって
はしゃぎすぎではと不安になるくらい。
コナンふるさと館は若い人が多いけっこうな観光地だった。
入る。
そこでしばらくいたら、また歩き出すのがつらくなる。
倉吉まで歩くつもりでいたがあきらめて次の下北条駅で
今日は
おしまいにし、一駅だけ電車に乗って倉吉へ。
駅前のホテルに入り、近くのスーパーにサラダなど
買い出しに行き、いつものようにホテルの部屋で食事。
歩き旅ではカフェとコンビニは入るが
レストランに入る事はない。
晴れ。
朝の電車で下北条まで一駅戻り、東に向けて歩き出す。
倉吉は南の内陸になるので戻ると言っても無駄歩きにはならない。
すぐに羽合へ。
羽合と書いてはわいと読むが、
どこもカタカナでハワイと書いてあるのが確信犯で楽しい。
岬を越えて浜村町におり、そのあとのまっすぐな国道の長い事。
宝木駅で今日はおしまい。
電車で倉吉に戻る。
晴れ。
朝の電車で倉吉から宝木へ。
今日は20キロ歩けばいいだけ。
ずいぶん気が楽だ。
海沿いを歩きだし、因幡の白兎伝説の白兎海岸へ。
沖の三角の島は兎でなくてもちょっと行ってみたくなる。
そこからテクテク歩き、鳥取の市内に入ってからが意外に長い。
最後に大きな川を渡って鳥取駅前へ。
鳥取の駅前は広々してきれいで好きなところだ。
ホテルにチェックインして一昨日連絡しておいた
子どもの本の店「みつけどり」に電話。
すぐに迎えの車が来てくれてみつけどりへ。
そうしたら情報が流れていて近辺の学校司書さんらが
8人も待っていてくれて驚いた。
期待に応えて臨時ものがたりライブ開催。お安い御用。楽しい。
夕方駅前に送ってもらう。
朝の長距離バスで大阪へ。
ジェーアールで向日町へ。
駅前のブックカフェ「ワンダーランド」へ。
絵本の原画展開催中。
ぼくのおはなしめいろポスターも扱ってくれている。
オーナーの長谷川さんとお茶。
京都に出て新幹線で名古屋へ。
駅前のジュンク堂を散歩し、しなので塩尻へ。
のりかえて小淵沢へ。夜九時帰宅。
今年の歩き旅終了。ざっと160キロ歩いた。
つくづく自由で楽しかった。
今回は変則で山陰で一番賑やかなあたりを歩いたことになる。
松江、米子、倉吉、鳥取という大きな町に宿をとり、
電車もうまく使えたのでスムーズに続けられた。
今年、うまく計画をたてられなかった萩と出雲の間を来年はつながないと。
昨日から清里に高崎のこいのぼり館の椎名夫妻が
泊まりに来ているとのことで朝一で会いに行く。
椎名さん夫婦はもう足かけ30年まえから
高崎でこいのぼり幼稚園というとても楽しい
イベントを続けている。
ぼくも最初からのおつきあい。
それがコロナで三年続けて休みとなっていたので
ひさしぶりに会えて嬉しい。
明日に備えて夕方東京へ。
会場が巣鴨なのでとなりの大塚に宿をとる。
読書。
朝11時。
仮説社が用意してくれた白山にある会議室へ。
募集に応じて来てくれた参加者30名を対象に鉛筆ゲーム開始。
「15」「多数派」から始めてどんどんやっていく。
お昼休みを入れ、俳句大会までどんどんやって夕方の4時終了。
でも、やっぱり全部は紹介できなかった。
 参加者の書いた紙は全部回収させてもらう。
これをもとに「鉛筆ゲーム」の本を
仮説社でライブ仕立てで作る予定。
新宿に出て、夜のあずさで小淵沢に戻る。