3位は春にコピー権付きおはなしめいろをだしたら
とても好評だったこと。
すでに4刷になった。
学校の先生がテスト用紙のうらに印刷して
時間の余った子が楽しんだ、などという話を聞くと
よかったなと思う。
楽しいことがたくさんあるのは単純にいいことだし
物書きとして、字で遊ぶ子が増えるか減るかは
自分の死活問題でもある。
2位は松岡享子さんを案内して同じ北杜市の
神代桜に行ったこと。
朝、蓼科の家に車でうかがい、
また午後に送って行った。
松岡さんは子どもの本の世界全体の恩人であり、
喜んでもらえてとてもよかった。
神代桜は満開だった。
2000年咲き続けた桜に涙する人も多い見事な桜だ。
1位は「青空晴之助」を20年ぶりに復刊できたこと。
仮説社にはただ感謝。
子どもの本の時代物がないということだけでなく
そもそも長編というものがない今、
時代に逆行するような形で出た。
なんとかこれを突破口に楽しい物語世界がひろがってほしいもの。
来年もせっせと宣伝に勤めなければ。
というわけで今年も終わる。
今年の漢字は「金」だそうだがコロナでいっぱいの
世間の感覚からは相当ずれている。
来年がよい年になりますように。
来年がよい年になりますように。