晴れ。しかも湿度がなく
爽やかな風が吹いて
最高の歩き旅日和。
ただし、昨日休みだった加藤文太郎記念
図書館にやはり行くことにする。
朝湯をして9時に宿を出て
まず先人記念館へ。
浜坂町の庄屋さんの家を公開して
地元の文人たちの仕事を紹介している。
見ているうちに、図書館開館の時間の
10時になったので行く。
2階が加藤文太郎の山道具や当時の記事を
紹介する部屋と山の本の部屋になっている。
ゆっくり見てから1階の児童書コーナーへ。
カウンターでおそるおそる自己紹介したら
とても喜んでくれて
館のオリジナルの加藤文太郎の
伝記漫画の本をいただく。
申し訳ない。
11時になって今日の歩き旅開始。
諸寄の集落へはトンネルで平らに行き
次の居組へは峠越え。
海に奇岩が続く。
そして居組からの峠越えが今日の
ハイライトだった。
近くを無料の高速が通っているので
車はほとんど通らない旧道。
あえてきれいな景色を見たい車と
ツーリングするバイクのみ。
たっぷり200メートルは登らされたが
凪の日本海の青さが深く
うっとりしながら下る。
これで兵庫県は終わり、鳥取県となる。
東浜の弓のようなきれいな砂浜が眼下に広がる。
海岸に降り、次の岩美の町に向けて
また登り。
岩美は大きな町だった。
この旅で初めてコンビニが出てきた。
この辺りから鳥取方向の電車の時間も
計算しながら歩く。
1時間に1本もない。
もう少し行けそうなので次の大岩駅まで
畑の中の道を歩く。
16時30分に着く。
図書館を出てからここまでずっと
昼食抜きで歩きづめで来て
さすがに今日はここでおしまいに
しようと思った。
やってきた1両のワンマン電車で鳥取へ。
今日は近くのビジネスホテルを
とってあるが、その前に駅の構内の
ドトールへ。
都会の気分を楽しむ。
今日は宿があるから
鳥取に来ただけなので
明日電車で大岩駅に戻り
改めてここまで歩いて
今年の歩き旅は終わる予定。