朝、泊まっていたみんなが東京に帰っていく。
天気も良かったし、涼しかったし、山もきれいで
子どもたちには絵に描いたような夏休みになったと思う。
ようやくじっくり読書ができるようになり
「暴君ー新左翼・松崎明に支配されたJR秘史」牧久・著を読み終える。
革マル派の最高幹部がJR東日本労組のトップになり
なにをしてきたか、というドキュメンタリー。
つごうの悪い人を次々に今でいう「炎上」させて失脚させていく。
自殺に追い込まれる人もいる。
それを週刊誌が叩こうとしてもキヨスクでの販売拒否と言う手を使われて
手が出せない。
中核派とか革共同とか学生運動・社会運動に詳しくない人には
ピンと来ないだろうからお勧めしにくいけれど、これは労作。
ほんとにひどいものだ。
学生運動の内ゲバとか連合赤軍のリンチ事件とかオウムのポアとか
社会正義に燃えたはずの人たちが
どうして常軌を逸していってしまうのか
というての本はどうしても読んでしまう。
一歩間違えれば、誰でもそうなるということだから。