ダンガル きっと、強くなる

東京日帰り。
午前中、五反田の山村歯科。
待合室に「描かれた歯痛」という本が置いてあって
興味津々で見る。
昔の人は歯痛の原因がわからないから、
口の中にいる小人が寝ている間に出てきて、
ツルハシで歯をこわすのだとでも考えざるを
えなかったのだろう。
いや、痛くなく治療する技術が進んだ
現代の患者でよかった。

午後、新宿で封切りされたばかりの
インド映画「ダンガル きっと、強くなる」を見る。
「きっとうまくいく」や「PK」のアーミル・カーンの映画だから
絶対おもしろいのはわかっていたが、はたしてたくさん笑い、何回か泣かされた。
レスリングが強くて、息子を育ててレスリングで金メダルをとらせるのが
夢だった男が主人公。
 ところが生まれてきたのは女ばかり4人。
そこで女子レスラーを育てるという、巨人の星のような話。
あんなに細かったアーミルカーンが
筋肉隆々の身体を作って撮影に入っている。さすが。

だが、インドは日本以上にしきたりと伝統の国。
女子がサリー以外の物を着たり、短髪にするだけで
どうかしていると思われる国。
 女子は家事ができて、さっさと嫁に行けばいいと
思われている国なので、周囲の理解はまったくない。
 それでもめげずに金メダルをめざす。
レスリングシーンが迫力があって、とても演技とは思えない。
強い男の子と必死で戦う女の子に肩入れして応援してしまう。
笑いながらも、涙がとまらなくてこまった。
これはお勧めです。

そのあと、こだぬき企画のTさんと
プークのものがたりライブのうちあわせ。
チラシの文言など。
今回は、とんち話をメインにすえる。
日本と海外の、いいとんち話を紹介するつもり。
でも、ぼくの「びんぼうくじをひ」も「ねず天パーティー」も
とんち話だからどこかで入れよう。

夜のあずさで戻る。