9時の電車で小淵沢を出発し、塩尻・名古屋経由
紀勢本線の特急南紀で和歌山県の新宮へ。
電車に乗っているだけで6時間半。
乗り換えを入れて
つごう8時間の長旅だ。
スマホに入れた「劉邦」を読みながら行く。
読了。
この話に限っては司馬遼太郎の「項羽と劉邦」の方が
文が端正で、時代の全体を俯瞰していてよかった。
宮城谷昌光のは小説的要素がより強く
劉邦の内面に入ろうとする分、話が唐突に進んだりして
めんくらった。
あと、劉邦は
覇業が成った後の、てのひら返しで功臣を次々に
始末していくところまで書いてくれないと不満が残るかなあ。
それでもどうにもわかりにくい人だけれど。
新宮駅から歩いていつものホテルへ。
もう5年目だから慣れたもの。