現代民話考

コロナのせいでできた長い休暇。
読書も短編ではもったいない。
平凡社の「日本残酷物語」5巻と
ちくま文庫の「現代民話考」全12巻を
読み直している。
どちらもどこを読んでもいいので。
「民話考」は今まで狐や狸や狼のところばかり読んでいた。
幽霊や死の知らせはぞっとする。
松谷みよ子のたくさんの仕事の中で
これをまとめたのが
最大の業績と思う。
今ならネットだがそれがない時代にこれだけの
集積は気が遠くなる。すばらしい。