少年口伝隊一九四五

昨日神保町の古書店で
見つけた「少年口伝隊一九四五」。
未読の本だが「井上ひさし」と
あるので棚から抜いてみた。
そしたら見返しに
井上ひさしのサインと「遅筆堂」という
印が押してあった。
これはこれだけで「買い」だ。
値段は古本だから新刊より安い。
はて、店主が見落としていると言うことが
あるだろうか?
以前、「開高健」のサインがある本を
奈良の古書店で見つけて買ったが
サインのない本より千円高かった。
でも、好きな作家だからそれを買った。
で、井上ひさしのその本、今日読んだ。
広島の原爆を扱った話だが
絵本スタイルで10分で読めてしまうが
さすがに素晴らしかった。
すぐにアジったり、やたらに嘆いたりせず、
せつせつと迫ってきた。
他の作家とはやはり格が違った。
いい買い物をした。