とんちと駄とんち

連休が明けたら、8月のプークでのものがたりライブのチラシの
発送にかかる予定。
 そのとき、いつも入れるぼくなりのあいさつ文を書かなければならない。
それにかかる。

今年はとんち話を特集することにしたので、とんちについてのうんちくを
少し書く。
 これはぼくの新説だが、しゃれに対して少し落ちる形で駄じゃれがあるように
とんちにも少し落ちる形で駄とんちがあると考えられる。

ことばが似ているというだけで理解するのに教養はいらない。
一休さんの「はしは渡りません。まんなかを渡ってきました」というのは
一番有名なとんち話だが、実は
橋と端が通音であるというだけの駄とんち。
 屁理屈だし、揚げ足取りで、やられた側はおもしろくない。

そうではなくて、ほんとのとんちはみんなをなるほどと納得させ、
みんなの幸福につながるものでなければならない。

ひこいちとんち話にこんなのがある。
 暑い日、馬方たちが馬をひいて泉にやってくる。
ところが、水が減っていて馬が口をつけようにも水面まで届かない。
そこで馬方たちがこまっていると、ひこいちが通りかかって
水に飛び込み、馬方たちにも飛び込めと勧める。
みんなが飛び込むと水かさが上がって馬たちの口に水が届く。
こういうのが、ほんとのとんちだ。。
ちょつとした工夫でみんなが幸せになって喜ばれる。
そんな話をさがしてきて、プークでは紹介しようと思う。

ぼくの話では「びんぼうくじをひくな」「ねず天パーティー」
「マイケル」とか、とんち話だ。
大岡裁きも入れよう。