日大 アメフト

このところ、連日、ニュースをにぎわしているのが
日大と関学大のアメフトの試合での反則タックルの話。
初めて動画を見たときは、さすがにひどいと思った。
はずみでやった反則でなく、どう考えても確信犯に見えたから。

で、今日は選手の会見があった。
それにしても、大学でも監督でもなく、アマチュアの20歳の学生選手の
単独会見なんて聞いたことない。
 あとで動画をネットで見たら、いたましくてやめられなくなり、とうとう
一時間見てしまった。
 事実と謝罪の気持ちだけを述べようとする選手に対し、
なんとか監督への恨み節を言わせようとするマスコミ。
それを言ったら、ワイドショーの怨念劇場にまきこまれるだけだから
言わなくてよかった。
質問者は確かに同じ質問ばかりで、前の記者の質問をうけて
それを深めるなんてスタイルは全然なかった。
 マスコミも自分の番組と新聞のことばかり考えてる。
一方、監督も学校も自分を守るというのが優先されてる。

四面楚歌の中で単独会見した学生はほんとにえらい。
その勇気のおかげでスケープゴートにならずにすんだ。
いつか時が来たら、一番フェアプレーができる選手として
祝福の中で戻れたらいいと思う。

 ニュースはあまり取り上げていないが
「高校時代は楽しかったアメフトが大学に入ってから楽しくなくなってきた」というのは
教育全体への告発になっている。
そんなこと、学校関係者は全然わかっていないんだろうなあ。