海津市へ

午前中、書き物をし、お昼近くに車で中央高速に。
岐阜の大垣で下り、ブックオフで休憩してから
夕方、海津市へ。
海津は初めて訪れる町。
初めてのところはいつもわくわくする。
揖斐川と長良川と木曽川の三つの川がぐっとせばまって
、小学校の社会科で「輪中集落」として習ったあたり。
今はそんなことはないが、かっては水害がひどかった。
地図を見ると市の中心部はまるで島のようで
どこから行くにも橋を渡る感じになる。

海津温泉の宿へ。
ひと風呂浴びた後、明日と明後日開催の
「絵本であそぼっ!!」実行委員会のみなさんが10数人
集まって、歓迎の宴を開いてくれる。
楽しい時間。

ずいぶん昔、杉本苑子の「孤愁の岸」を読んだが
すっかり忘れていたから、部屋に戻って宝暦治水事件のことを
改めて調べる。
 関連で薩摩藩士が50人も自害した、ひどい話。
薩摩藩の資金調達のために
とばっちりで奄美大島で黒糖地獄も発生した。
人柱もあった。

明日、もし小学生が多くて聞けそうなら
水害対策で人柱が出てくる昔話があるので、やろうかと壁に向かって
しゃべってみる。いける。
 地元の子が地元の昔話を知っているかと言うと
決してそんなことはないので、地方に行ったら
その地方の昔話をあえてひとつ入れるのもいいと思っている。
ただし、人柱の話が明るいわけはないから
その前後に笑える話をもってこないと全体がうまくない。