大日本プロレス

夕べは夜中の三時までかけて
ミルキーの新作の三本目を書き終えた。
出版社に送る前に
もう一回見直しをしよう。
見直しは一日以上置いてからするようにしている。
書いた直後はすぐには客観的な目に戻れないので。
時間をおくと、けっこう苦労して考えたところでも
情け容赦なくバサッと落とせたりする。

明日は朝から千葉県の市川市まで行く。
今日は東京に入るだけ。
午後3時から両国国技館でプロレスの試合がある。
行くことにする。
大日本プロレス。
大日本はひさしぶりだ。
プロレスを知らない人のためにいうと
全日本プロレスと新日本プロレスと大日本プロレスがある。
全日は馬場、新日は猪木が始め、大日はグレート小鹿が始めた。
グレート小鹿は今76歳。驚くことに現役だ。

大日はストロングスタイルとデスマッチスタイルの両方の試合をし、
それぞれにチャンピオンベルトがある。
で、ぼくはストロングスタイルの関本大介と岡林裕二が好きだ。
2人ともやさしい顔して筋肉隆々で
一昔前の理想の男の子の「気はやさしくて力持ち」ということばを思い出させてくれる。
今日は関本が鈴木秀樹に勝ってチャンピオンになった。よかった。

デスマッチの方はひさびさに葛西純が出るので
ファンは大盛り上がりだった。
以前「画鋲はだしデスマッチ」に衝撃をうけた。
マットの上にバケツ一杯の画鋲をばらまいて
はだしで戦う。
国技館は蛍光灯を使うのがタブーだそうで、それでひっぱたくのはなかった。
 今日は有刺鉄線にフォークに五寸釘に竹串に剣山に注射器が登場し、
メインイベントは相手の血だらけの傷口に、袋いっぱいの塩をすりこんで高橋が
新チャンピオンになった。
 でも、デスマッチもいろいろあるが、やっぱりとがったものを使われると
痛みが伝わりすぎて見ていてつらくなるかも。
 ちなみにデスマッチファイターのことばとして
今まで一番痛かったのは「栗のイガデスマッチ」だったとのこと。
役に立たないトリビア。