南アルプス市にある八田小学校へ。
今日は第19回目のPTA主催の「親子読書の夕べ」。
以前に3回くらい招かれていて、今回は久しぶりに
また呼んでいただいた。
始まりはなんと平日の夜6時50分から。
ほんとうに「夕べ」だ。
もちろん有志参加だが、いったん下校した子どもたちが
親と一緒にもう一度学校にやってくる。
給食棟のホールで8時までものがたりライブ。
なんだかんだ親子で80人くらい。
最後は動物競馬でおしまい。
大人も子どもも馬券をかざして応援。
PTAの主催といっても、校長先生も教頭先生も
にこにこしながらいっしょにいるので
動物競馬では校長先生にも一役買っていただく。
ぼくがひっこんだあと、親子が数組出て
自分が最近読んだ本を紹介した。
親が話すときは子どもがその本を広げてみんなに挿絵を見せ、
子が話すときは親がその逆のことをする。
そのあと、ぼくの本の販売とサイン会をさせてもらって
8時半終了。
親子で手をつなぎ、子どもは買ってもらった本をかかえて
夜道をいっしょに帰っていく姿は幸福感に満ちている。
今まで夜に小学校におじゃましたのは、ここの学校だけだと思う。
昨日は私立をほめたけれど、こちらはみんなが近所に住み、
通学に時間がかからない
公立の小学校だからこそできる楽しい試み。
19年と言えばずっと最初からの親はさすがにいないだろうが
連綿とひきつがれて、今に至っている。
そして、親が一歩引くのでなく、逆に一歩前に出ると、
まだまだ学校を舞台にさまざまな試みができそう、と、改めて思った。