山梨県知事選

昨日が選挙だった。
民主系の現知事に、自民公明が推す新人が挑む戦い。
新人と言っても元衆議院議員だけれど。
結果は16万対19万で自民系の勝ち。

 しかし、新知事の公約の「中央とのパイプを太くします」というのは
早い話が「お金をたくさんもらってきます」ということだ。
それは心に思っているとしても堂々と言うべきこととなんだっけ?
 恥ずかしい気がするが。

 リニアモーターカーや中部横断自動車道の開通の促進についても、なあ。
政治家のトップはやはり大局を見るものだと思う。
日本は地震や台風から被害をうけるのが宿命と言う場所に位置している。
神戸の地震や東北の津波で心底それをわかったはず。
東海地震もいずれ確実に来るといわれ、その対策を考えねばというときに
一方で今から南アルプスの真ん中に長いトンネル掘るのはどうかしてる。
東京名古屋間は今でも新幹線で一時間50分で行ける。
それを1時間に短縮したいなんて、ほんとにみんな思っているのだろうか?
リニアモーターカーはどう考えても
仕事が欲しい人のためにむりやり作った仕事でしかない。
 で、仕事が欲しい人たちがまとまって票を入れた知事さんかなあ。
 一番、大所に立って考えるのが政治家なのになあ。

でも、ぼやいていてもしかたがない。
とにかく新しい山梨県知事が決まった。
この人に一番たくさん票が入ったという現実をちゃんと押さえよう。