オマーンの海

昨日はハードだったが今日は余裕のある日。
ホテルをバスで9時半のゆっくり出発。
海沿いに1時間北上する。
川について渡し船で対岸に渡る。
そこから切り立った崖の間の深い谷底の道を
上流に向かって歩いて行く。
途中の崖は見上げるとあごが痛くなるくらい高い。
途中、バナナやヤシの木があってトロピカルムード。
1時間くらい歩いたところで泉があらわれ、終着点。
ワディ・シャープというところ。
欧米の皆さんは日向側に座り、日本人は日陰の側に座る。
ここから先に行きたければ川の水の中をじゃぶじゃぶ進み、
最後は泳いで行くともぐるようにして鍾乳洞の中に入れるというのだが、
みなここでやめておく。
 またバスのところまで戻る。

海沿いのレストランでランチ。
レストランは緑色のアラビア海に面していて浜におりられる。
下りたら、これが砂浜でなく丸くて白い小石の浜。
中には穴が貫通している不思議な石もある。
石好きの川端さんは「奇跡の浜!」と叫んで
形のいい石を見つけてはザックにつめこんでいる。
 これは小学生と遠足に来たら楽しいだろうなあ。

それからスールの町に戻り、ダウ船の船大工さんの作業場に見学に行く。
ダウ船はシンドバットが乗り込んだという船。
今も作りかけの船が置いてあった。
小さいがちゃんと甲板もある。
アラブの他の国々はペルシャ湾の奥の方にあって領海というものがさほどない。
だがオマーンは長い海岸線を持ち、漁業と交易も古くからやっていた。
のびのびしている感じ。

夕方、ホテルに戻る。
ここはディナーもバイキングだが、なんとまぐろの刺身が
とり放題だった。
もしかしたら、今日は日本人のぼくらがいたから用意してくれたのかもしれないが
さすが海のある国だ。
同行の皆さんと食事をしながら話がはずむ。
早いもので明日はもう、最終日だ。