今日はワルシャワへの移動日。
途中、寄るところは一か所だけ。
朝の8時に出発。
ポーランドはほんとに平らな国で
途中の景色は見事に変わらない。
特徴のない平原と木立が右も左も地平線まで続くだけ。
ぼくも異国にいて、ふだんなら車窓の景色を見続けているが、
今回はさすがに飽きて途中で寝たり、さらには読書もした。
で、1時間経過して窓に目をやっても
まったく景色が変わっていないのに驚かされる。
そういえば、ガイドさんによると、英語ではポーランドだが
正しい国名はポルスカで
その語源は「野原」を意味する「ポーレ」だそうだ。
「ポーレシュカ・ポーレ」なんて歌もあったが
ほんとに「大地」ということばがぴったり来る。
で、なにもしないままお昼まで走って
チェンストホーヴァの街のレストランで昼食となり、
そのあと、ヤスナ・グラ修道院へ。
ここはポーランド随一の巡礼の聖地で
大勢の人が集まっていた。
修道士さんの案内で聖母画「黒いマドンナ」のある部屋へ。
大勢の人が静かに絵の前で祈っている。
敵に攻められたときも、この絵のあるこの町だけは陥落しなかったのは
この聖母が奇跡を起こしてくれたからと修道士さんが説明してくれた。
ぼくらは観光客だから帽子をとって入るくらいだが
巡礼の人は膝をついて膝行して寺内をまわるそうで、
一列になって歩いていて、ぼくのあとの人がなかなか来ないと思ったら
ほんとうに膝を床につけて歩いていた。
またバスに乗り、夕方、ワルシャワの街に入る。
さすがに大都会で高層ビルも多い。
渋滞も激しい。
ワジェンキ公園という広い公園にあるショパンの像を見、ホテルへ。