甲府に映画「グリーンブック」を見に行く。
今年のアカデミー賞作品賞をとった映画。
これは絶対のおすすめだった。
「ライフ・イズ・ビューティフル」とか「ショーシャンクの空に」とか
「ニューシネマパラダイス」とかと同ランクの、あとあとまで残る傑作。
ぜひ、映画館でやっているうちにどうぞ。
まだ黒人差別がろこつな1960年代のアメリカ南部が舞台。
ただ、「差別はいけない」とわめくのでなく、
笑ったり、泣けたり、馬鹿だなあと思ったり、しながら
話が進行するロードムービー。
音楽映画と言ってもいいし
コメディーといってもいいのだけれど。
なんだか絶えず、いい涙が出ていた。
これは書いてもネタバレにならないと思うが
ラストシーンの「手紙をありがとう」というセリフが
ほんとにハートウォーミングだ。
でも笑いの底に流れる、黒人霊歌の「ディープ・リバー」のような
深い深い悲しみを、どうしよう?
すべてのみなさんにおすすめします。