博多へ

今日は博多に入る。
大都会だから後半はほとんど街中を歩くことになるだろう。
まず電車で原田まで行く。
あいかわらず宿と行程が半日ずれている。
博多には昼過ぎに着く計算だ。
いい天気なので半袖のTシャツ一枚で歩く。

交通量の激しい通りをてくてく歩いて大宰府に入る。
ここには「あっぷっぷ」という児童書専門店がある。
初めてだが寄らせてもらう。
ぼくの本もミルキーだけでなく
「ぼくにきづいたひ」や「さんびきのお医者さん」や
いろいろ置いてあった。
ありがたいこと。ご挨拶する。

そのあと、大野城を過ぎ、春日へ。
ここには児童書専門店の老舗「エルマー」がある。
 関所のようなもので、ここは挨拶せずに通り過ぎてはいけない。
立ち寄る。

もう、博多駅までは10キロもない。
宿は駅前。
このままでは日が高いうちに着いてしまうので
昨日同様に明日の分を歩くことにする。
空港横をかすめて3号線を北へ香椎まで歩く。
夕方、満員電車で博多に戻る。
今日は日焼けした。

ホテルのフロントのおじさんがリュックをしょったぼくを見て
いろいろ尋ねてくる。
「ずっと歩いている」というと
「すごいですね。私ら、もう年ですから
 そんなにできませんわ」という。
「ええ、そんなことないでしょう?」
「いやいや、もう、60ですけん」だと。
若く見られたらしい。