古賀へ

今日もいい天気。つつじも咲いて初夏のようだ。半袖で歩ける。
朝、電車で香椎まで行き、歩き出す。
今回の旅のゴールは下関。
きりよく九州を出るところまでの予定。

古賀の町に入る。
ここも以前、講演で呼んでもらった町。
そのとき泊まったホテルに宿をとるが
まだ朝。
荷物だけ預けて歩き出す。
古賀から福津、宗像と歩く。
行きに通った時は3号線を歩いたが
これはほとんどバイパスでおもしろくない。
多少距離は短いものの車用の道は
平気で山を切り開いて上り坂を作るし、
歩く者には楽しくない。
そこで今回は町中の昔からの道を歩く。

そうしたら、宗像の通りで
「ウッドギャラリー アン」という店を見つけた。
「ヨーロッパの木のおもちゃ」とある。当然入ってみる。
ネフの積み木をはじめ、なじみのおもちゃがいっぱいだ。
オーナーの石田さんと話をする。
友人の岩城敏之さんや相沢康夫さんの名をだすと
2人ともおもちゃの世界の有名人だから
当然知っていて、ずるいようだが話が早くなる。
 いいおもちゃがあったが、背中の荷物を増やしたくないので
申し訳ないがそのまま失礼する。
いい店。

宗像に来ているのだから宗像大社は近い。
正確に言うと宗像大社の先の海岸から筑前大島に船で渡り、
島の反対側の海岸から、晴れた日だけ水平線に見えるという
沖ノ島を見たい。
 でも、これは歩き旅でないときに改めて
それを主目的に来ることにして、今回はスル―。

スーパーで弁当を買い、店の前のベンチで食べる。安上がり。
それから、てくてくと最後は峠越え。
考えてみたら今年の旅で唯一の峠越えをして
夕方、海老津の駅に下り立つ。
電車で古賀に戻り、ホテルへ。
今回、最後の洗濯をする。