第19回こいのぼり幼稚園

夕べはこいのぼり幼稚園の主催者の
椎名さんのお宅に泊めてもった。
同じ講師仲間のジャグリングのモン太郎さん、パントマイムのちゅうさん、
山本光洋さんもいっしょで
椎名昭彦・容子夫妻も一緒に深夜まで芸談をするのが毎度のこと。
ちなみに容子さんも明日の講師の1人でパネルシアターをする。
ジャンルは違えど共通する問題もいろいろあるし、
そもそも芸談を聞くのが好きだからいつも楽しい。

朝7時起床。
朝食をいただき、8時に車で10分の高南幼稚園へ。
ここの園舎を丸ごとお借りして、この世に年に一度だけの
こいのぼり幼稚園が現出する。
同じく講師の黒須和清さん、新沢としひこさんも到着して
講師がそろい、それぞれの保育室の準備にかかる。
子どもの本の専門店のトロルさんも出店を用意する。

やがて入園式。
園長のちゅうさんの爆笑パントマイムの無言の式辞。
今回も参加者は100人を越えた。すばらしい。
その100人のあらかたは保育園か幼稚園の先生で、
6つのクラスの希望のところにわかれて
1日、園児として保育をうけることになる。
 希望だから数はばらばらで
多いクラスは20人を越え、少ないところは10人くらい。
ぼくのクラスはパンジー組で14人。「積み木をやります」と宣言してある。。

フレーベル積み木を使って、いくつかの積み方を順にやっていく。
やはり、ただ、積めばいいというものではなく
美しい積み方や丈夫な積み方はある。
「塔」とか「窓のある家」とか、
ぼくが条件をだして試してもらう。
 
給食に群馬ならではのとりへいのお弁当を食べ、
午後はホールに移って全員で積み木の町を作る。

2時半終了。
ここからは全員がホールに入り、各クラスの発表会。
ぼくのクラスはステージで見せるものはないので
一番に簡単なことばあそびを全員でやって、
あとは見る側に。
各クラスがパントマイムだのパネルシアターだのを披露し、
最後は恒例の新沢さんのクラスの創作ミュージカルを楽しむ。

発表会が終わると
今度は各講師のだしものになる。
ぼくは語りだから、時間調節もかねられる。
黒須さんの工作ショーと
山本光洋さんのパントマイムの間に
目先の笑いをとろうと走ってはいけないと
自分に言い聞かせながら、
最近お気に入りの「長崎のオウム」を語る。

最後は新沢としひこコンサート。
途中にゲストと言う形で群馬の歌姫・椎名容子さんが
真っ赤なドレスで登場し、二人で昭和歌謡を歌う。
昭和歌謡は好きな歌の宝庫だ。
今日は黒沢明とロスプリモスの「ラブユー東京」。
とても幼稚園で歌う歌とは思えない!おかしい。
今年も大盛り上がりで全体は6時に終了。
みな三々五々散っていく。
遠い人は名古屋とか仙台から来ている。

そのあと、全員でアンケートを見ながら
仕出しのお弁当で夕食。
「来年は20回目になるね。なにかしたいね」と
いいあいながら解散。
ちなみに来年は5月17日の日曜日と決まった。
こいのぼり幼稚園は椎名さん夫婦の意向で
10年ずっと講師を変えず、やってきた。
 おかげで全員60歳前後になって、みな仲がいい。
8時過ぎ、高崎を車で出発。
小淵沢に戻ったのは夜の11時。
今年も楽しい一日だった。