偕成社の おはなしの部屋

晴れ。
朝一番のあずさで東京へ。暖かい。
うちのあたりは日陰にまだ雪が残っているが
東京は桜が満開。市ヶ谷はずっと桜並木。
10時半に偕成社へ。

偕成社は入り口にノンタンの絵の看板が出ている。
ビルの一階におはなしの部屋と言う
カーペット敷きのホールがあって、そこで長年
毎週一回、近隣の子どものためにおはなし会をやってきた。
その語り手が高齢で引退することになり、
四月から絵本を読んだり、語ったりしてくれるボランティアを
さがすことになって、ぼくも
「いい人の心当たりはありませんか?」と相談された。
あちこちの学校や図書館で読み語りをやっている人は
大勢知っているので、数人推薦させてもらった。
 で、今日はそのボランティアで来てくれることになった
人のための説明会。
 ぼくが橋渡しをした人もまじっているし、顔出しをする。

来てくれた全員にメイシーちゃんの絵のエプロンが配られ、
ノンタンの人形を使った歌の披露がある。
毎週語り手は替わるが誰が講師になっても
同じエプロンの人の同じ歌で始まった方が
トーンがそろうという配慮。それはそうだ。

そのあと、余興として、ものがたりライブを30分ほど
させてもらう。
大人ばかりなので「鼓が滝」他。
来週からの会は近所の子どもと言っても未就学児が
多いのだろうから、こんな話は絶対できない。
ちなみに4月3日11時からは再開記念として
手遊びやわらべうたの講師をしている石川道子さんが
来てくれるとのこと。
 順調にすべりだせるといいなあ。

終了後、編集のBさんとうちあわせしながら食事。
そのあと五反田にまわり、山村歯科。
治療後、すぐとなりの書店に寄ったら
たまたま「描かれた歯痛」という本があって
思わず手にとってしまう。
 考えてみたら、昔の人は歯痛というものを
どうとらえていたのだろう?
やはり、子どもが虫歯予防週間に描く絵のように
悪い小人が寝ている間に出てきてツルハシで歯に
穴をあけると考えていたのだろうか?
 立ち読みだが、いろいろな考え方に基づく昔からの
絵がたくさんあっておもしろかった。
 みなさん、想像力がたくましい。