移動プラネタリウム

清里の音楽堂で今年、夏の間だけ
建物の中に移動プラネタリウムを設置している。
知人の高橋真理子さんが中心になって作ったもので
そのプログラムの脚本も高橋さんが書いている。

 高橋さんはチームをたちあげ、その移動プラネタリウムを持って
小児科病棟初め、あちこちを訪問している。
高さ3メートル。直径5メートル。
中に空気を送り込んでふくらましてある布のドーム。
前から一度は行って見たいと思いつつ、日程があわなかったけれど
今日は行ける。
というわけで車で行ってくる。
うちからは車で20分。

300円の入場料を払ってドームの中へ。
暗い中にもぐりこむだけでわくわくする。
天井に星空が映る。
中に小さな機械とパソコンがあり、ナビゲーターさんが
「今日は人数が少ないから横になってもいいですよ」と
言ってくれたので、大の字になって天の川を見上げる。
ああ、いいなあ。
番組は20分だが、そのあと今夜の星空の解説。
今は夜の9時頃、南を見ると赤い星がふたつ見えるとのこと。
左の大きいのが火星。
右がさそり座のアンタレス。
でも、台風も近いし、今夜は星は期待できないかも。

帰り、もえぎの村にちょっと寄ったら、芝生広場で
フォルクローレの野外コンサートをやっていて
ペルー人の3人組。「インカニャン」。
アンデスの風基金というのがあって、アンデスの山の中に
小学校を建ててプレゼントしている。
そこが呼んで日本中をマイクロバスで回っているのが
今日は清里へ。
「コンドルは飛んでいく」のサイモンとガーファンクル版ではない
原曲と言うのがあって、それをやってくれる。
ほんとに上昇気流に乗って岩の台地の上を飛ぶ気になる。すごい。
ケーナやサンポーニャの音は心のやわらかいところに
ぐっとしみこんでくる。
カンパする。