金峰山

昨日と一昨日は雨。
明日からは台風の影響でまた雨。
今日はそのあいまの唯一の晴れの日。

そういう天気予報だったので
山登りに行くことにする。
10月11月はなにかと忙しいので
行ける時に行っておきたい。

めざすは奥秩父の盟主・金峰山。
標高2595メートル。
てっぺんには金峰山のシンボルの五条岩が立っていて
うちのあたりからも見える。
どこにいてもすぐに「あれが金峰山」とわかる山だ。

前に登ったのは高校生のときなので、いったい何年ぶりになるのか。
そのときは友人と二人で3泊4日で金峰山から雁坂峠まで縦走した。
ただ、学校を休んで行ったので、二人とも後日、親が職員室に呼ばれたけれど。

5時半、車で出発。
一度甲府盆地におり、塩山のあたりから林道をえんえん登って
大弛峠着が8時過ぎ。
狭い駐車場はいっぱいで、みな路肩に停めている。そうする。

8時半出発。
森の中を登って小さなこぶを越えて朝日峠に下り、
また登って朝日岳へ。
一度森林限界を越えて岩場になり、
富士山や南アルプスがきれいに見える。
目の前に金峰山が現れるが
ここで一度ぐっと下り、また登りかえすことになる。
今に始まったことではないが、山に来て
これからおめあての山に登るときに
一度どっと下ることになるのは、なんとも悲しい。
で、とにかく金峰山頂着。11時。
てっぺんは大きな岩がつみかさなっていて、
その向こうの広場に五丈岩がドーンとある。
四角い積み木を重ねたよう。
不思議だ。

いい天気。
登山客も大勢いる。
とくに眼前の瑞牆山の岩峰群は美しい。
おにぎりを食べ、コーヒーをわかして大休止。

帰りは行きと同じアップダウンをくりかえさないと戻れない。
登りがあるから、これはばてたらつらいなあ。
3時に峠の駐車場に戻る。
午後は雲が出てきた。
あきらかに天気は下り坂だ。

また長い林道を運転し、途中、はやぶさ温泉で汗を流して
すっかり暗くなってから小淵沢に戻る。
楽しい一日だった。