小鳥の餌

近所に住むKさん夫妻がお茶をしに来てくれる。
Kさんはチェコ語の翻訳者でカレルチャペックの本を
何冊も訳している。
 話が楽しい。
 小淵沢はいろいろな人が住んでいる。

庭の木に毎冬、小鳥の餌にひまわりの種を置いている。
ところが今年は例年よりはるかに鳥が少ない。
ヤマガラ、シジュウカラ、ジヨウビタキといういつもの
メンバーが中心だが一羽、二羽とポツンポツンと来るだけ。
森全体に少なくなっているのだろうか?
 で、例年のにぎやかなさまがないので、
一羽でも来てくれると、ああ、よかったと嬉しくなる。
でも、あまりに一羽でゆうゆうと
食べ放題で食べるのをみていると、今度は
(おまえひとりで食べるんじゃない!
仲間を呼んで来い)と腹立たしくなってくる。
勝手な心理。