駒の湯へ

うちのあたりは休みの日になると
人がやってくるところ。
だから、こちらが休みの日に出ていく場合は
たいていの人と逆コースになるので
渋滞にはぶつからない。
 そうはいっても10連休ともなると、
みなさん、いったいどんな動きをするのか
予測がつかない。

久しぶりに越後の駒の湯を訪ねることにする。
全部で4回行っているが一番最近でも
15年前になる。
新潟の魚沼の山奥でいまだに電気がいっていない秘境エリアだ。

小淵沢から高速で長野を過ぎて豊田飯山インターで下り、
野沢温泉を抜けて新潟県の津南に入る。
 十日町で大休止。
十日町は初めて来た町。
国宝の火焔型の縄文土器がある。
それを見に市立博物館へ。
見事なもの。
なんでまた、こんな凝ったデザインにしたのだろう?
モチーフはなにか、いろいろ言われるがわからないらしい。
しばし、眺める。

峠を越えて小出に出、そこから東に奥只見の方に川をさかのぼっていく。
温泉街道だ。
枝折峠へは雪でまだ通行止めだが、今行ける道の最奥に
駒の湯温泉がある。
まったく渋滞にあわずにたどりつけた。
 ここの若おかみは、ぼくがおもちゃばこフォーラムをはじめようと思った
ヒントになった斎藤次郎さん主催の三輪車フォーラムの頃からの
かれこれ30年以上前からの知り合いで
ご縁があってこの宿の嫁さんになった。
 古い友人が元気なのはなによりだ。

雪深いところで、あたりにはまだ雪が残っている。
宿も今年の営業は昨日からだ。
 さっそくぬるいお湯にゆっくりつかり、
ほんとにおいしい料理にありつく。
コシヒカリにけんちん汁って
これぞ越後の味で嬉しい。

さっそくぬるいお湯にゆっくりつかる。
電気がないので夕方になると
各部屋にランプがともる。
もちろん、テレビはないし
本も読めない。
することといえば、くらがりの中で
ふろにつかってじっとしているだけ。
横を流れる川の音だけが大きい。