韮崎の市民交流センターで西野博之さんの講演会があった。
でかけていく。
西野さんは30年来の友人。
互いに斎藤次郎さんの「三輪車フォーラム」に参加し、
一日保育園ごっこの講師をつとめ、
肝胆相照らす仲。
川崎の不登校の子の居場所「川崎えん・ぱーく」の所長を
つとめるかたわら、全国どこでも出かけて行って
いじめ、不登校といった子どもの事情について講演をしている。
とにかくずっと現場にいるので子どもやその家庭について
知っている事例はとても多い。
しかし、その大半は個人情報、守秘義務に属するもので
言うわけにはいかないが、それらのケースを考えることで
西野さん自身はめちゃくちゃ鍛えられたに違いない。
また、行政の委員なども積極的に勤めていて
川崎市の条例には「子どもの居場所を確保する」と
ちゃんといれさせている。
「川崎えん・ぱーく」はその条例に基づいている。
行政とは別のところにいて、なにかにつけて行政の悪口を言うだけなら
気楽だが、それでは実際に変わらないことが多い。
西野さんは上から下から使える手はすべて使って
ものごとを動かしていく。
また「子どもの権利条約」の批准の時がそうだったが
作る時だけ盛り上がって、あとは忘れてしまうケースも多い。
先日の野田市の事件など、教育委員会はあの条約のことなど
頭になかったろう。
条例は実行され、よくないと思ったらまた直すことで
価値が出てくる。
西野さん、えらい。
で、話が始まると
パワーポイントを使って見やすく最新子ども事情を説明していく。
知らないこともたくさん教わった。
終了後、互いに最近の本を交換し、再会を約して握手。